これはただの日記

なにも考えていないようだ

2020年の振り返り

晦日の21:00過ぎです。今日も子どもの寝かしつけが終わったので、ようやくゆっくりとできる時間。今年も一年の振り返りを書きます。去年分はこちら。

kths.hatenablog.com

仕事

今もスタディストって会社にいます。採用しているよ!!!ご興味ある方、Twitter DMください!!!

マジックハンドで、別のマジックハンドを操作して成果と向き合う

今年の後半は、採用や組織体制移行に関わることだったりをやっていた。どちらも目に見える成果につながるまで、とても時間がかかる。(もちろん、何を成果と定義するか次第ではあるけど。仮に採用人数を成果と置くのであれば、とても目に見えやすいわけで。)

成果に至るまでの、ステップが見えづらくなったことによって、自分のモチベーションコントロールが難しくなった時期があった。これはもちろんやる気がなくなったわけではなくて、達成感を得づらいというかそんな感じ。今はこの状態を抜け出すことに成功していて、いつか詳しくまとめたい。

採用や組織について、やっていたことの一部はSELECKさんに取材いただいた際に、丁寧に情報をまとめていただいたのではっておく。

seleck.cc

過去にはじめたことが、今となってようやく武器になる感覚

これまでやってきたことが急に武器になっていく感覚を持てた瞬間があった。例えば採用にまつわるものにスコープをしぼると、こんな感じ。

  1. 求める人物像があらかじめ合意できていた
  2. 採用競合と戦うための、文化資本の積み上げがあった
  3. 端的に会社のことを伝えるドキュメントができていた

毎年書いているような気がするけど、本当にいつも周囲の協力には感謝している。

自分が過去に、他社を参考に推進したものもいくつかあるので、昔の自分に「ようやく、こんな感じでつながったぞ」って教えてあげたい。昔の自分は「なんとなく面白そうだからやる」くらいの気持ちでやっていて、将来、目に見える成果にどうつながるかの関係性は深く考えていなかった気がするので。(当時は文化資本って概念も知らなければ、求める人物像をチームでつくる意味の理解も浅かった。感覚的にそれを知ってはいても。)

Kubernetesたのしい

自分がいるチームでKubernetes移行をやっていて、部分的に実装を担当していた。このプロジェクトの完了にむけて、ほかのいろんな仕事の優先順位を後回しにしていたので、年内に移行が終わってよかった。直接的に移行を推進してくれていた人もいれば、周囲にある業務を巻き取って完遂してくれた人もいて、本当に自慢のチームで働けていることを誇りに思う。

やっていた実装の一部については、社の開発ブログに書いた。

medium.com

medium.com

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…で話を戻すと、Kubernetesは難しいし考えることも多くてたいへんだけど、とにかくたのしい。(これから実運用で、この感情をぶっこわすくらい、つらいことが連発すると、来年の振り返りでは別のことを書いているかもしれんが。)自分が手を動かすことで、チームのボトルネックになることは避けるべきだけど、Kubernetesに関わることを引き続きやっていきたい。

私事

リモートワーク生活

スタディストでは、2020/02/18からリモートワークになった。ということで、今年はずっとリモートワークをやっていた。分かったことはいくつかあって、こんな感じ。

  • オン・オフの気持ちの切り替えをするのが難しい

朝起きて仕事、終わったら子どもをお風呂入れて、ご飯食べて寝る…って生活をしていると、オンとオフの気持ちの切り替えが難しかった。

…誤解を招かないよう補足しておくと、仕事・プライベートをばすっと切り替えたいわけではなくて(むしろ僕にとってはこの両者は近いほうがストレスが少ない気すらしている)、戦闘モードスイッチのON・OFFくらいに思ってもらえると。

子どもを風呂に入れているときも仕事のことが頭をちらついたり、逆に仕事中も子どもの泣き声が聞こえてきて急に子育てスイッチが入ったり。

人によって意見が分かれることは重々承知しているけど、僕の場合は、「通勤、おまえ必要やったんやな」って思った。社会人になってから、ずっと満員電車とは無縁の生活をしているので、通勤移動は単純にリラックスできる時間だったことに改めて気づいた。

(ちなみに、朝に散歩して疑似通勤っぽくするのは、僕にとってはあまり機能しなかった。)

  • オフィス行くのは週イチくらいで良い気がした

先ほどの「通勤、おまえ必要やったんやな」って感情と矛盾しているように思われるかもしれないけど、オフィスに行くのは今後も週イチくらいで良いかなーと思った。というのは、リモートワークになって快適になったことが多いと感じたため。物理会議室の予約をしなくて良かったり、静かな環境で仕事をしたり、は自分には合っていた。何よりも、家族と過ごす時間が増えた。

一方で、社の人とランチ行ったり気軽に話したりはオフィスのほうがやりやすいなーと改めて感じているのでオフィスには今後も行きたい。

SRE NEXT 2020 を開催した

自分にとって本当に貴重な経験ができてよかった。

kths.hatenablog.com

今となっては、あのような物理集合してのイベント開催をするのは、あとどれくらいかかるんだろうーという感じがする。

Pythonの本を出版した

技術評論社さんから、Pythonの本を出版させていただいた。

gihyo.jp

これまでSREをやってきた中で、ソフトウェアによる運用業務の自動化・効率化で自身の業務が大きく変わった原体験があり、それを他の業務や場面に適応することについて関心があった。そのコンセプトを実証するために、数年前にopenpyxlというPythonのライブラリをつかったサンプルコードを紹介する連載知人(共著者でもある、タカハシさん)のWebサイトに書かせていただいていて、その連載をみた編集者の方にお声がけいただき…というのが出版の経緯。出版後に重版がかかったみたいで、嬉しい。

本を書くのは本当に難しくて、こちらも貴重な経験ができた。なお、印税の関係で、年が明けたら確定申告なるものと向き合わなければならない。(誰か教えて……)

酒を常備するようになった

ワインたくさん飲んだ!!!ワインセラー買った!!!

アニメをめちゃくちゃ見た

たぶんすごい量を見た。Netflixの視聴時間を可視化する何かが欲しい。そして声優さんの声に敏感になる人々の気持ちがようやく分かって、また一つ大人になったかもしれない。

おわりに

一年を振り返ってみて改めて思ったけど、もっと旅行に行きたいし、人と飯も食べに行きたいし、実家にも帰りたかったな。でも今年も一年たのしかった!

来年もよろしくおねがいします。