本エントリは SRE NEXT 2023 に関する、ものすごく個人的な振り返りエントリです。本エントリで言いたいことは1つで、「みんな本当にありがとうございました」です。
あなたはだれ
SRE NEXT の発起人で、現在は SRE NEXT の運営母体である一般社団法人 SRE NEXT の代表理事をしています。
今回の SRE NEXT 2023 では主に、以下2つの役割を担うチームのリードをしていました。
- スポンサープラン設計&スポンサーコミュニケーション運用
- チケット設計&チケット運用
また、当日は以下の役割も担当しました。
- 閉会式の挨拶
- パネルディスカッションの司会
- 懇親会の締め挨拶
- 運営本部
SRE NEXT 2023 ?
SRE NEXT 2020, SRE NEXT 2022 につづき三回目の開催でした。今回はSRE NEXTとして初となるハイブリッドで開催しました。
また、今回は平日開催というのもはじめてのチャレンジでした。平日開催がカンファレンスに与える影響はけっこう大きかったなと個人的には感じていて、詳細は後述します。
当日の思い出
とにかく来てくださった皆さんが楽しそうに過ごされていてよかった。もうその一言に尽きます。
とくに懇親会の熱気がすごかった。懇親会チケットがすぐに売り切れてしまって、参加できなかった皆さんには申し訳なかったです。ただ当日の雰囲気をみると、やはり懇親会の参加人数規模はアレでギリギリだったなという印象で難しかった・・・。
そして会場の雰囲気が最高だった。
🏰オフライン会場のご紹介🏰
— SRE NEXT (@srenext) 2023年7月20日
9/29(金)に開催する SRE NEXT 2023の舞台は、「九段会館テラス コンファレンス & バンケット」で開催です👏
この会場は登録有形文化財「旧九段会館」を復原した新しい再開発ビルで、九段会館の歴史を継承するレトロモダンなデザインが施された特別な空間です✨… pic.twitter.com/nOTBuygHWM
🎙️SRE NEXT 登壇ホールのご紹介🎙️
— SRE NEXT (@srenext) 2023年7月20日
TrackAのホール「真珠」は、歴史と品格が調和する上品なデザインで、天井高約7.2m、プレミアムな雰囲気を堪能できます🤵♂️
そして、TrackBとTrackCでは窓から武道館が見えます。ここからSREに関する発表を行うことで、一層の感動を呼び起こすこと間違いなしです💪… pic.twitter.com/tRunzmyiSR
私は本部にへばりついていたので、当日のセッションはまったく見れなかった。一部のセッションはすでに録画で視聴しましたが、他のセッションもこれからじっくりと追いかけます。
なおイベントページのスケジュールの箇所にリンクが随時追加されていっています。この作業は今回も@m4buyaさんが担当してくださっていて、本当にありがとうございます!
そして今回、私はコミュニティコラボイベントのパネルディスカッションの司会を担当しました。
パネラーの皆さんのお話が本当にお上手で、私自身いろいろと聞けて楽しかった。パネルディスカッションは@taxinさんが当日までのすべてのお膳立てをやってくださいました。準備が丁寧で本当にありがたかったです。
運営の思い出
ここからは運営の思い出についてさらっと触れたいと思います。
なお自分が主に関わった領域についてメインで書くので、カンファレンスとしての他のチャレンジや振り返りは他のスタッフブログをご参照いただければと。
ハイブリッド開催
一番はじめの大きい分岐だった。正直、僕はけっこうビビり寄りの思想だったというか、運営スタッフの負担を大きく増やしてまで本当にやるべきか?とはじめは思っていた。
が、結果としてハイブリッド開催はめちゃくちゃよかった。現地の熱気もすごかったけど、配信視聴者数も非常に多かったので、またやろうと思えた。そして参加者に参加方法の選択肢を提供できたことにも意味があったと信じている。
これはChairとして @gr1m0h さんが最後ずばっと意思決定をしてくださったので踏ん切りがついたなー。たぶん僕がChairだったらここは逃げてた気がする。
そしてこの成功にはVideoチームの皆さんの尽力あってこそ。とくに@mary_tubaさんは安定感のある配信パートナー企業様をつないでくださり、コミュニケーション全般を担当していただいたので非常に助かりました。
平日開催
これも今までと違っていた部分。カンファレンス運営業のベテランの方は色々と思い浮かぶと思いますが、平日開催だと大規模な企業様の会場を借りる難易度が一気に上がるため、自分たちで外部会場を手配することがほぼ前提となります。(そしてそれはお高いし、前払い金の兼ね合いなどで、運営にお金的な面での体力がないと厳しい。カンファレンスをいつかやりたいと思っている方がいたら、お金がまったくない初回開催には平日はオススメしないです。)
とはいえ平日開催でないと来れない参加者もいるし、はじめて平日開催にチャレンジできたことは良かった。
結論、会場手配以外においては致命的な違いはなかったように思える。
個人的には平日開催は良いなと感じたけど、休日開催と比べるとどちらにもどちらの良い面があって、今後も継続したいかと言われると、どっちでも良いんじゃないか派。Chairの思想とか、その開催回で1番やりたいことにあわせて変えて良いんじゃないかな。
スポンサー募集・コミュニケーション全般
今回も先着順にして、一瞬で埋まってしまった。スタッフとしては嬉しさもある反面、今後どうするか色々と悩みどころでもあるな、と。スタッフの手間的には先着順はめちゃくちゃ楽なんだけど、このスタイルにしていることによって、申し込みにそもそも参加しづらい企業の方もいらっしゃると思っているので。
とはいえコミュニティイベントである以上、スタッフにかかる負担の観点は重視したい。なので「最高のスポンサー募集方法を見せてやるよ・・・」って方がいたらぜひ今後のSRE NEXTをいっしょにやりましょう。課題感があるのでなんとかしたいところ。
なおスポンサー募集・その後のコミュニケーションについては@kenta_hiさんがたくさん巻き取ってくださったことに感謝。レスのはやさについては、スポンサーの方からもお褒めの声をたくさんいただけていて、そのすべての成功要因は@kenta_hiさんの存在にあります。
チケット
今回もEventbriteを使った。体験が良いかと言われると「ぐぬぬ」と思っているところはたくさんある。ただ、必要な要件を全部満たしている他のツールを探すのが面倒で継続利用している。
パッと思いつく観点はこんな感じかな。
- 有償チケット販売ができる
- プロモーションコードを柔軟に発行できる
- 隠しチケットを発行できる
- チケット購入者へのメール配信ができる
- 事前アンケートを柔軟に設置できる
- 購入前の必須項目を柔軟に設置できる(参加者規約に同意いただく必要があるため)
- チェックイン機能がある
誰か上記を満たす、良い別のツールがあったら教えて欲しい。
そういえば今回、チケットまわりの運用は@munisystemさんに色々とやっていただきました。前回までのイベントでやっていたことと、「今回もこんな感じでやりたいですー」をお伝えしただけでほぼ2023の初期設定がすべて完了した状態になっていたのは感動しました。@munisystemさんの話の理解度の高さ&柔軟性には当日の受付のイレギュラーな対応時にも助けられました。
コミュニティの宣伝をした
AWS DevDay Tokyo にコミュニティライトニングトークという枠があり、スタッフから良い機会なのではという提案をもらったので、プロポーザルを出して通過したので発表してきた。
今日このあとAWS DevDay Tokyo 2023のコミュニティLTで話す資料です! / SRE NEXT で過去に紹介された AWS 知見速習https://t.co/K1DRP6DEMA #AWSDevDay #srenext
— かつひささん (@katsuhisa__) 2023年6月22日
AWS DevDay Tokyo はイチ参加者としてもすごく楽しめたし、ライトニングトークにもたくさんの方が聞きに来てくださって嬉しかったしで、二度美味しかった。AWS DevDay Tokyo 運営の皆さん、素敵な機会をいただきありがとうございました。
法人・金
これまでのSRE NEXTで余っていたお金を運用して、なんとか終えられた感。イベント単体としてはほぼトントンで、これから運用でかかっていくお金を支払っていくことでちょっと赤字になる予定。
法人として運用していくことで、コミュニティで使うツール類にお金をかけられるようになったのは本当に良い変化。初回は立替の嵐だったこともあって、少なくとも金銭面で安心してチャレンジできるのは嬉しい。(某大規模カンファレンスでも、個人のお財布で衝撃を受け止めているという話を過去に聞いたこともあるし、コミュニティ運営をやっているみんな苦労しているんだと思っています。)
法人運営まわり(もちろんそれ以外も!)では、理事メンバーのお二人には助けられっぱなし。@sogaohさん、@okash1nさん、いつもありがとうございます。
そしてコミュニティ運営・法人運営の信頼性を高めるために色々とアドバイスをくださったスタッフの皆さんにも感謝しています。とくにイベントに関わる関係者の皆さんとの何かしらの同意を形成していく領域(プライバシーポリシー、参加者規約など)。参加者の皆さんが安心してイベントに足を運んでくださるからこそコミュニティ運営できているのであって、そのためにできることは引き続き向き合っていく。
今後にむけたチャレンジ
最後に、今後にむけた抱負をさらっと書いて締めくくります。
SRE Lounge
今回、SRE NEXTのプロポーザル通過が非常に狭き門になってしまった。その様子をみて、もっと日常的に各社の取り組みを共有する機会をつくれたら良いなと感じた。ので、やっていく。
(もちろんSRE NEXTとSRE Loungeは同じイベントではないけど。)
一般社団法人SRE NEXT
スポンサー様や来場者の皆様からいただいたお金で運営をしている(といっても我々はお金を1円も受け取っていないんですが。)ので、僕たちががんばったことをSRE NEXTというイベント開催以外の形で、世の中にそのまま還元したいと考えています。理事メンバーのお二人(@sogaohさん、@okash1nさん)と先日食事に行った際にやりたいことができたので、できる範囲でやっていく。
SRE NEXT 2024
やりたいね。
おわりに
カンファレンスが終わるまでは「はー、しんど!!!大変すぎ!!!」と思っていたけど、終わった瞬間に「最高!!!またやろう!!!」って気持ちになっているのは完全に中毒だと思う。
スポンサー様、登壇者の皆さん、来場者の皆さん、そしてスタッフの皆さんのおかげで無事に終えられた。本当にありがとうございました。