今年の 1/4 に OKR を設定した。
当初は、今年一年かけて 設定した OKR に取り組もうと思っていた。 が、運用しながら OKR の運用期間は四半期くらいがちょうど良いだろう、という考えに変わったので、今四半期(2019/1 - 2019/3)のOKR振り返りと、次の四半期(2019/4 - 2019/6)に向けての OKR 設定をする。 ちなみに「 OKR 運用期間が四半期が良いだろう」というのは、プライベートの OKR 運用だけでなく本業の OKR 運用でも同様の感想を持った。まあ、当たり前ではあるが、内容によるとは思う。
今四半期の OKR 振り返り
総括すると、 60% 達成くらいに落ち着いたのではないかと思う。
悪い生活習慣と決別し、健康人間になる
- [未達] 02:00までに就寝し、08:00までに起床する日が80%以上
そもそも睡眠時間の計測の継続に失敗した。AutoSleepというアプリを使用して計測していたが、AppleWatchをつけずに寝るとすぐに計測がこわれてしまった。結果、面倒になり入力をサボる→睡眠時間を翌日には忘れる、という状態だった。また、そもそも睡眠時間が不規則なことに対する課題感が自分に薄かったことに気づいたので、目標達成意欲が継続しなかった。
- [達成] 一週間のうち6日以上10,000歩達成している週が80%以上
「正直ぜったい無理だろうなー」と自分で思っていたが、達成した。心がけていたことは、主に2つで、気軽にタクシーに乗るのをやめたことと、帰宅時に歩く時間を意識して増やしたこと。
- [達成] 2019/12/31までに体重が12kg以上落ちている
1年で12kg減なので、 3ヶ月で3kg減に読み替える。なんと3ヶ月で 6kg も減量に成功した。10,000歩達成の継続に加え、食事の記録を継続しただけ。また、朝食を食べない生活に別れを告げてから、一気に減量が加速した。ちなみに特別な食事制限は一切行っていないし、ランニングなどの運動も一切していない。(それはそれでダメだが。)おれ12kg減量に成功したらダイエットブロガーになるんだ・・・
カンバン仕事術を実践し体得する
- [未達] 週次でスプリントプランニングを実施し、毎週の進捗達成率80%以上を保つ
毎週の進捗達成率80%以上を保てたのは、約20%の週だけだった。だいたいの週は、進捗達成率 60% 前後を推移した。突発的なイベントによる作業時間のブレが大きく、週次ごとの進捗を安定させることが難しかった。ストイックな人であれば、「今週、飲みに行かん?」をすべて断ったり、不足分は徹夜して補うのだと思う。が、自分は面白そうなことにはわりとなんでも「OK、行く」と即答してしまうし、睡眠時間を極度に削ると本業にすぐ支障がでるので睡眠時間をゼロにすることもできなかった。
また、突発的なイベントに参加したことで得たものも多かったので、人生において何を重視するかの価値観定義が先にないとダメなんだろうな、という反省があった。もしくは、単に進捗達成率を上げたければ、作業時間のバッファーを見込めばよかっただけの話だったかもしれない。
- [達成] 人生バックログ(?)の作成と運用を1月末までに開始する。また、自分自身のベロシティとキャパシティを2月末までに計測および運用開始できている。
達成はしたが、そもそもこの KeyResult が不要だった。理由は後述。ベロシティ(総達成ポイント数/キャパシティ)は安定していたので、見積もり自体はそれなりにうまくいっていたのだと思う。
ヒューマンスキルや、マネジメントとは何かをハラオチさせる
- [達成] 「考える週」を年に2回開催し、ヒューマンスキルや、マネジメントのことをInputし、ドキュメントとしてOutputする
考える週については、今四半期には入れ込めていないが、読書を含め自分と対話する時間を定期的に取ることができたので達成としておく。ヒューマンスキルや、マネジメントのことをInputし、ドキュメントとしてOutputすることは続けたが、主に個人メモとして残したため世の中に公開できていないのが残念。(自分の身の回りのことと具体的に照らし合わせた読書メモを取っていたため公開しづらい内容だった。)公開してはいけない情報を削り、公開すればよかったな、と思う。
- [達成] 1on1 で感じたこと・学んだことを一ヶ月に一度振り返る
学んだことを振り返るサイクルは、達成した。が、それによって得たものを計測するようなKeyResultになっていなかったため、達成したもののなんだかなあ・・・という感想。ちなみに1on1の振り返りは、得たものが多かったので、それはそれで良かった。
OKR 運用の振り返り
- KeyResultのつくり方が下手だった。◯◯するは、達成のための行動指標であり、必ずしも結果指標ではない。
- また、結果にむかうための行動は週次のPlanningで規定すればよく、予め規定する必要性はない。
- もちろん場合によっては行動指標を守り切ること自体が結果指標として採用に値するケースもある。(今回の自分のOKRでいえば、「1週間のうち6日以上10,000歩達成している週が80%以上」というKeyResult設定は正しかったと感じる。)
- とはいえ、私生活で自分の能力を改善していくことは、基本的に習慣ゲーだと思っているので、行動指標をOKRとして定めるのは私生活のOKR運用としてアリ、という印象を持っている。どっちやねん。
- KeyResult はもっと少なくてよかった。人間が日々意識できる目標の数なんて、そんなに多くない。研ぎ澄まさないと価値が薄れる。
- また、KeyResultに関連して、計測するものが多いと管理が面倒になって継続意欲が減少する。
- 今四半期は、自分の行動を変えることに焦点をあてた目標設定を行ったが、次四半期では自分自身がどのように成長したかに焦点をあてたい。(e.g. 英語語学力の向上)
- Planningの実施頻度は、2週間に1回がよさそう。仕事では、1週間に1回がちょうど良く感じていたので、そのままプライベートでも1週間に1回のスプリント期間を採用したが、失敗だった。作業時間が少ない週の見積もりをすると、自分が何も達成できていないような気に陥るので、モチベーションが下がったりした。
- OKR運用を行うこと自体はめちゃくちゃ良かった。日々何も考えずに目の前のタスクを消化し、空いた時間は何も考えずに読書に全振りしていた状態から、戦略的に行動を改善するきっかけになった。
次四半期(2019/4 - 2019/6)の OKR 設定
[継続] 悪い生活習慣と決別し、健康になる
- 2019/6/30までに体重が3kg以上落ちている
- 週に一度、運動をする
生活習慣、特に食生活と運動習慣の改善は、年末まで継続する。今四半期との違いは、1日1万歩の行動目標を、週に1日の運動に変えたこと。1日1万歩の継続も悪くないが、ときに時間がかかりすぎることに課題意識があった。(だいたい普段の生活だけで得られる歩数に加え、1日に1時間ほど余分に歩かないといけない。)毎日1時間ウォーキングするのであれば、週に2時間ほどまとめて有酸素運動すればよいのでは?という実験をする。
執筆業の進捗を出し、今年度後半の余裕をつくる
- 書いているSREの連載の残りの記事を予定どおり進める
- 書いている書籍の執筆を予定どおり進める
それぞれの執筆に関して補足だが、自分の当初の宣言こそが納期であり、また、これまで自分に対する甘えを続けてしまっていた。この甘えを排除し、執筆業との向き合い方を身体に叩き込みたい。
ちなみに、「執筆を予定どおり進める」という目標は野心的でないように見えるかも知れないが、これまでの自分の筆の遅さを顧みると、当初の予定を守ることは野心的な目標であることは補足しておきたい。
気づけばほとんど日本語にしか触れていない私生活をやめる
- 海外のポッドキャストを週に30分聞く
- 業務時間以外で英語のニュースを毎日一本読む
ここ半年ほどで、英語に触れる機会の少なさの危機感を強く感じるようになった。もちろん英語の語学力全般に関しても課題感はあるが、日本語中心での私生活により、知らず知らずの内に自分の情報源が偏ってしまうことへの課題感もある。Matzが言うところの英語で一次情報を取れってのはきっとそういうことなんだろう、と思っている。
余談だが、私の前職は外資系だったが、仕事上の必要最低限の意思疎通をなんとかする程度の英語力しかない。日常会話とか自由度の高い会話であればあるほどダメ。他愛のない会話とか特に苦手。逆に海外旅行中とかに自分の意志を相手に伝えて、行動してもらうみたいなのはできる。(得意とは言ってない。)
おわりに
仕事のOKR運用と違い、仲間がいないから継続にいつも以上に強い意志が必要な気がする。コーチ欲しい、コーチ。