今日は「仕事ができる人という言い訳。」について書きます。最近ぼんやり感じたことを書き殴るだけなので、深い話は期待しないでください。気になる方だけ読み進めて頂ければ。
仕事ができる人という言い訳。
たまに聞くんですよね。仕事ができる人の話を。
みなさんの周りに仕事のできる人はいますか?誰もが一人くらい「仕事ができる人」がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。私も何人も思い浮かびます。
では、「仕事ができる」とは具体的に何を指していますか?
部下や周りに信頼されていること?
営業成績が良いこと?
仕事が早いこと?
お客様からの信頼が厚いこと?
プレゼンテーションがうまいこと?
専門知識を多く持っていること?
受け答えがはっきりしていること?
はたまた、何となく仕事ができるっぽいこと?
あなたは何を根拠に「この人は仕事ができる」と感じるのでしょうか?
この答えは、人によっておそらく違いますよね。先ほど挙げたようなことかもしれませんし、もしかしたら業界固有の考え方があるのかも知れません。
ここで少し僕の話をします。
僕は学生時代に、工事現場で夜勤したり、税理士事務所で仕事をしたり、電機メーカーで働いたり、引越しのバイトをしたり、市場リサーチのお手伝いをしたり、いろんなお仕事をする機会がありました。他にも、ベンチャー経営者のおっちゃんたちを巻き込み、巻き込まれながら勉強会のグループを主催したりしました。
僕は大学の勉強がそれなりにすきだったので、学問に生活の中心を置きながら、空いている時間は何かしらの仕事をしていました。
当然、色んなジャンルに首を突っ込んでたので、色んな世界の仕事ができる人を目にしてきました。
例えば工事現場で夜勤をしていた時の仕事ができる人はこんな感じでした。
自分の持ち場で作業しているにもかかわらず、なぜか他の持ち場の状況もよく見えていて、そっちにも並行で指示を出せる人。(その代わり口は死ぬほど悪いし、プライベートの話はパチンコと女の話ばかりでしたが。)
他にも、僕が尊敬しているベンチャー経営者の方は、「業界Aの事象を、業界Bの事象と照らし合わせて判断材料にすることができる」とか。これも現場のプレイヤーとしては実感が湧きにくいですが、経営者としては先見性に長けている仕事ができる人と言えるでしょう。
さて、勘の良い方なら、私が何を言いたいかなんとなく分かったかも知れません。そう、誰から見ても仕事ができる人なんてどこにもいないのです。今の環境で仕事ができる人も、他の環境に行けば、同じ能力を発揮する場面がないかもしれません。
仕事ができる人の話をしたい時の心境。
次は視点を変えて「仕事ができる人の話をしたい時の心境」について考えてみたいと思います。
ズバリ、僕がこの記事で書きたかった結論を書くと
「あの人は仕事できるよねー。(仕事ができる人は、私とは根本的に何か違うだろうし、それなら私なんか努力しても仕方ないよね。)」
なんじゃないかと思います。要するに、仕事ができる人という存在をつかった自分への言い訳をしているんですよね。
もちろん純粋に目指している存在として「仕事ができる人」という表現をする場合もあると思うのですが、その場合って「仕事ができる人」じゃなくて「○○な人」って言うはずなんですよね、多分。いや、わからんけど。多分そう。
「○○な人」なら具体的に目指すことができるけど、「仕事ができる人」って目指せないじゃないですか。
あと小・中学生の時にいた天才もそう。多くの場合、あの人は自分とは違うんだという存在をつくりだして、自分が現状維持するための言い訳にしてる。
別にみんなが向上心を持って生き続けることが大事って主張したいわけじゃないんですよ。無意識にガラスの天井を自分で勝手につくって、やらない言い訳をしているのなら、それはやめた方がいいんじゃないかなー、と思っただけです。
それでも仕事ができる人の存在を信じたい方へ。
と、いろいろ書きましたが、最後にひっくり返しときます。やっぱり仕事ができる人っているんですよね。います。
どういうことかと言うと、現代人の共通認識として「仕事ができる人」のイメージが完成されているんですよね。
つまり、この共通認識の存在を知ることができれば、あなたも今すぐ仕事ができる人を正しく目指すことができます。先ほどちらっと書いた通り、「○○な人」まで落とし込めば目指すことができますからね。
例えば漫画とかドラマとかでよくある「仕事ができる人」は概ね、こんな感じだと思います。
「あ、その仕事もうやっときましたよー(ドヤァ)」
「仕方ないな〜、それ俺がやってあげるよー(ドヤァ)」
「つまり、××は○○です!(ドヤァ)」
この三つは鉄板なんじゃないかと思います。(雑)
つまり、「仕事ができる人」の正体はズバリ「仕事が早くて、気が効いて、はっきり喋る人」です。この三つを押さえておくと、どこの世界に行っても仕事ができる人に簡単になれます。
なぜなら現代人の多くは「仕事が早くて、気が効いて、はっきり喋る人」=「仕事ができる人」というイメージを無意識に植え付けられているから。
長くなりましたが、今日はこんなところで。
P.S.
以下二冊は、新人時代に読んどいてよかったなーって本です。
前者は、仕事という抽象的なものに対する心構えを記した一冊で、後者は処世術チックなものです。